「「秋さん!!」」

練習の途中、マネージャーの音無さんと久遠さんが急に声を上げた。

「おい、どうしたんだ?!」

円堂君が慌てて駆け寄っていく。

僕たちも駆け寄ってみると集まりの中心には木野さんが倒れていた。







「ん・・・」

ここはどこだろう。

どうやら自分はベットの上で寝ているらしい。

「起きたんだね。」

はっとして声の方向に顔を向けると、基山君が立っていた。

「・・・?基山君?」

そもそもなんで自分はここで寝ているんだろう。

確かさっきまで春奈ちゃんと冬花さんと一緒にみんなの

練習を見守っていたはず・・・。

「!・・・もしかして私、倒れたの?」

「・・・覚えてないんだね。」

はぁ、と溜息をはく基山君。

「39.4℃。立派な風邪だよ。」

そういえば頭がボー、とするかも・・・。

「どうして休んでいなかったの?」

「・・・もしかして基山君、怒ってる?」

「当然。」

「・・・ありがとう。ずっと、ついててくれてたんでしょ?」

ふい、と横を向く基山君。顔、赤いよ?

「とにかく、マネージャーのことは忘れて今はちゃんと治すこと。」

「はい。」

くすくす笑うとこづかれた。







風邪





たまにはこういう基山君もいいかもね。











初の短編、基秋です。
マイナーな感じだけど、このCP、実はすごい好きなんですw
ありがちネタ、しかもこの文才なので良さが伝わりにくいと
思いますけどね(苦笑)
秋ちゃんが風邪引いて、心配しすぎてるヒロトさんです。
皆さんもこの時期、風邪にお気をつけてくださいね!






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