今日は風が強いな〜、なんて思いながら
洗濯物を干していた。
びゅうびゅうと吹きつけてくる、風。
連想させるものはただ一つ。
「・・・風丸君。」
「呼んだ?」
「っひゃ!!」
とっさに振り向くと、すぐ後ろに風丸君が立っていた。
「い、いつからそこに?」
「んーと、今?」
なぜか疑問系。
「どうしたの?まだ練習の途中でしょ?」
「あぁ、ちょっと、な。ドリンク切れてたから。」
「ほんとだ!ちょっと待ってて!」
行っちゃった・・・か。
ふぅ、と息をついて壁に寄りかかる。
ほんとはずいぶん前からここにいたんだけどな。
木野の後ろ姿があまりにきれいで・・・なんて。
口が裂けても言えないな。
思わず苦笑い。
少し脅かしてやろうと思って、気配を消して
近づいていったら突然、
『・・・風丸君。』
だなんて。
「反則だっつーの。」
一体木野は何を考えていたんだろう。
俺は木野の方へ走った。
あー、どうしよう。変に思われてないかな。
ドリンクを補充しながらひたすら赤くなる私。
風と疾風のごとく、駆け抜ける風丸君。
連想していたものをつい声に出してしまった。
「あーあ、なんか気まずいな〜。」
バタン、とドアが開く。
ドアの向こうには息を切らした風丸君。
「・・・木野!」
「風丸君?どうしたの?」
「あ、いや、ドリンクまだかなって。」
「っえ?!そんなに待たせてちゃってた?!」
「いや、全然大丈夫だけど。」
・・・俺は一体何がしたいんだろう。
はい、と俺にボトルを渡してきた。
「ごめんね、待たせちゃって。がんばってね!」
「・・・あぁ、さんきゅ。」
「・・・風丸君?もしかしてどこか調子でも悪いの?」
「!っえ?」
「なんだか元気ないみたいだから。」
・・・するどいな。さすがってとこか。
なら、俺も。
「・・・さっきさ、何考えてた?」
「っへ?」
「俺の名前、言ってたろ?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・木野?」
なにか悪いことでも言ってしまったっけ?
なんだ、この沈黙は。
「・・・変に思わない?」
「っは?」
突然何を言い出すんだろう。
っていうか、その上目づかいはやめてほしい。
「風が・・・強いよね、今日。」
「?」
「だから風のように走り抜ける風丸君を連想させちゃったってゆーか・・・。」
「・・・」
何でだろう。なんかすげーうれしい。
あ、やばい。顔がにやけてきたかも。
これって・・・
脈あり?
「風丸ーー!!どこにいるんだーー?
練習とっくに始まってんぞー!!」
・・・こんなときに。
無駄に長いですね。
そしてさらに文章がまとまっていない・・・と。←
あえて二人の視点から描いてみたんですけど
後半から捨てました☆((殴
ちなみに風→秋のつもりです。
最後のムード破壊した声の持ち主は
円堂君っていうことでw
戻る